2013.05.31 Friday
ハナショウブ
ハナショウブにギンバ(ウラジロノキ)をあしらいました。
根締めはシャクヤクの葉です。
ハナショウブ(アヤメ科)は、端午のお節句に使われるショウブ(サトイモ科)と混同されがちですが、両者は全く別の植物です。
ショウブの花は、ガマの穂のような形の黄緑色の地味な花穂をつけます。
ハナショウブの花の命は、3日ほどで終わってしまいますが、最初の花の元にある蕾がだんだんと大きくなり、数日後にまた、美しい花を咲かせてくれます。2番目の花の咲くのを待つのも楽しみのひとつです。
ハナショウブの葉組みは、葉の先の爪を中心に向け、3枚を一組として活けます。
千紫万紅のハナショウブは、江戸時代より長きにわたり、品種改良が重ねられ、その数は千種類以上あると云われています。
ハナショウブは“花は佳人のかんばせのごとく、葉は壮士の剣のごとし”という言葉のように、花は、たおやかな女性のたたずまいを、葉は、男性の力強さを現しています。
モノクロームの梅雨の季節はハナショウブと共に終わり、まばゆい夏がまた訪れます。
器(白川義和作)は円形の水盤で、口は丸く開けられていて、足元をすっきりと活けることができます。落ち着いた色調の肌合は、みずみずしい新緑が良く似合います。
いちゆう
根締めはシャクヤクの葉です。
ハナショウブ(アヤメ科)は、端午のお節句に使われるショウブ(サトイモ科)と混同されがちですが、両者は全く別の植物です。
ショウブの花は、ガマの穂のような形の黄緑色の地味な花穂をつけます。
ハナショウブの花の命は、3日ほどで終わってしまいますが、最初の花の元にある蕾がだんだんと大きくなり、数日後にまた、美しい花を咲かせてくれます。2番目の花の咲くのを待つのも楽しみのひとつです。
ハナショウブの葉組みは、葉の先の爪を中心に向け、3枚を一組として活けます。
千紫万紅のハナショウブは、江戸時代より長きにわたり、品種改良が重ねられ、その数は千種類以上あると云われています。
ハナショウブは“花は佳人のかんばせのごとく、葉は壮士の剣のごとし”という言葉のように、花は、たおやかな女性のたたずまいを、葉は、男性の力強さを現しています。
モノクロームの梅雨の季節はハナショウブと共に終わり、まばゆい夏がまた訪れます。
器(白川義和作)は円形の水盤で、口は丸く開けられていて、足元をすっきりと活けることができます。落ち着いた色調の肌合は、みずみずしい新緑が良く似合います。
いちゆう